コンタクトレンズ用の目薬は、その目的や、配合されている成分によって、いくつかの種類に大別されます。自分の眼の状態や、悩みに合わせて、最適な一本を選ぶことが、快適なコンタクトライフの鍵となります。まず、最も基本的なのが、「人工涙液(じんこうるいえき)型」の目薬です。これは、涙の成分に近い、塩化ナトリウムや、塩化カリウムなどを主成分とし、不足した涙を、シンプルに補うことを目的としています。レンズの乾燥感や、ゴロゴロするといった、軽い不快感の緩和に適しています。次に、より積極的なケアを目指すのが、「角膜保護・修復成分配合型」です。レンズとの摩擦や、乾燥によって、ダメージを受けがちな角膜を、保護・修復する成分が含まれています。例えば、角膜のうるおいを保つ「コンドロイチン硫酸エステルナトリウム」や、細胞のエネルギー代謝を促し、組織の修復を助ける「タウリン」や「パンテノール」、そして、血行を促進する「ビタミンE」などが、代表的な成分です。長時間の装用で、眼が疲れやすいと感じる方におすすめです。さらに、目の新陳代謝を促す「ビタミンB6」や「ビタミンB12」が配合されたものもあります。そして、強い爽快感が特徴の「清涼感タイプ」も人気です。メントールや、カンフルといった成分が、スーッとした心地よい刺激を与え、眠気覚ましや、リフレッシュに役立ちます。ただし、この清涼感は、あくまで感覚的なものであり、根本的な乾燥や、疲れを治すわけではない、という点には、注意が必要です。自分の悩みが、単なる乾燥なのか、疲れからくるダメージなのかを見極め、成分表示を、しっかりと確認して、選ぶことが大切です。