選ぶべき眼科のすべて!

投稿者: amv7y300k
  • 原因を突き止めるために、眼科で行われる精密検査

    医療

    「眼圧が高い」という、一つの事実の裏には、これまで見てきたように、実に、様々な原因が隠れている可能性があります。その根本原因が、単なる加齢によるものなのか、眼の構造的な問題なのか、あるいは、他の病気や、薬の副作用なのかを、正確に突き止める「鑑別診断」こそが、適切な治療方針を決定するための、最も重要なステップとなります。そのために、眼科では、いくつかの、専門的な精密検査が、組み合わせて行われます。まず、全ての基本となるのが、「眼圧測定」です。目に空気を当てる非接触式だけでなく、より正確な、ゴールドマン眼圧計を用いた、接触式の検査も行われます。次に、眼圧の測定値の、信頼性を評価するために、「角膜厚測定」が行われます。角膜が、平均より厚ければ、眼圧は、実際より高く、薄ければ、低く測定されるため、その値を、補正して考える必要があります。そして、眼圧上昇の原因を、直接、目で見て確認するのが、「隅角(ぐうかく)検査」です。特殊なコンタクトレンズを、眼の表面に乗せ、房水の排水口である隅角が、広く開いているのか(開放隅角)、あるいは、狭くなっているのか(狭隅角)を、詳細に観察します。この検査によって、開放隅角緑内障と、閉塞隅角緑内障とを、明確に鑑別することができます。さらに、眼圧による「結果」として、視神経に、どのようなダメージが及んでいるかを評価するために、「眼底検査」が行われます。医師が、瞳孔の奥にある、視神経乳頭の色や、形、陥凹の大きさを、直接、観察し、緑内障性の変化の有無を、評価します。この形態的な変化を、より客観的に、そして、定量的に捉えるのが、「光干渉断層計(OCT)」です。OCTは、視神経線維の厚さを、ミクロン単位で測定し、ごく初期の、神経の菲薄化を、検出することができます。最後に、視神経の「機能」が、どの程度、障害されているかを評価するのが、「視野検査」です。自分では気づいていない、視野の欠損(暗点)の有無や、そのパターンを調べることで、病気の進行度を、正確に、把握します。これらの、多角的な検査結果と、患者さんの詳しい問診(家族歴や、使用中の薬など)の情報を、総合的に、パズルのように組み合わせることで、眼科医は、あなたの眼圧が、なぜ高いのかという、謎を解き明かしていくのです。