せっかく、自分の目に合った、コンタクトレンズ用の目薬を選んでも、その使い方が間違っていては、効果が半減してしまうばかりか、かえって、眼のトラブルを、引き起こしてしまう可能性もあります。あなたの眼の健康を守るための、正しい点眼方法を、ここで、再確認しておきましょう。まず、全ての基本となるのが、「点眼前の、徹底した手洗い」です。汚れた手で、目や、目薬の容器を触ることは、雑菌を目に、運び込む、最も危険な行為です。石鹸で、指の間や、爪の先まで、丁寧に洗い、清潔なタオルで、水分を拭き取ってください。次に、いよいよ点眼です。下まぶたを、指で、軽く下に引き下げ、あっかんべーをするように、ポケット状のスペースを作ります。顔を、少し上に向け、点眼瓶の先端が、まつ毛や、まぶた、そして、眼球に、絶対に触れないように、注意しながら、作ったポケットの中に、確実に、一滴だけを、滴下します。容器の先端が、目に触れてしまうと、そこから、雑菌が、ボトルの中に逆流し、目薬全体が、汚染されてしまう原因となります。そして、ここからが、最も重要なポイントです。点眼後は、すぐに、パチパチと、まばたきをするのではなく、そっと、目を閉じ、そのまま、1分程度、静かに、目を閉じて待ちます。さらに、同時に、「目頭(めがしら)の、鼻に近い部分」を、指の腹で、優しく、圧迫します。この「閉眼」と「目頭圧迫」の、二つの行為が、薬の効果を高め、副作用を減らすための、絶対的な鍵となります。なぜなら、まばたきをすると、そのポンプ作用で、せっかくの薬が、涙と一緒に、目から、鼻の奥へと抜ける「鼻涙管(びるいかん)」へと、洗い流されてしまうからです。目頭を圧迫することで、この鼻涙管の入り口を、物理的に塞ぎ、薬が、眼の表面に、長く、とどまるようにするのです。これにより、薬の有効成分が、角膜やレンズに、十分に、浸透することができます。
意外と知らない、コンタクト目薬の正しい使い方